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執筆者の写真和美 佐藤

発声練習

久しぶりのレッスン再開で、ほぼ皆さんが

「声が出にくくなった」

「通ってた時は上手くなった気になってたけど、もとに戻ってしまった」

というような不安を口にされます。


そのお気持ち、ものすごぉく わかります。

実際、歌う機会もレッスンも減り

私自身も声が出にくいと感じることが

あるからです。


でも大丈夫です。

きちんと気をつけながら声を出す時間を経験している方なら、ちゃんとまた以前のような歌声に近づきます。

*近づきます、というのは、元に戻ることだけが良いわけではないので、より良くなるように進めた結果同じにならないこともあるからです。


気をつけてもらいたいのは

焦って結果を求めないこと。

レッスンに来たからもう大丈夫。なんて魔法のようなことは起こりませんから。

急に大きな声を出したり、高音を無理やり出すのは、喉の負担になるのでやめましょう。


気をつけながら声を出す時間=発声練習 です。



筋肉の不要なコリを軽くほぐして

歌う姿勢をとって

息をしっかり吐く


そうしながら、声を出した時の 

音色・響き・密度や方向性なんかも感じながら発声練習をしてみましょう。



発声練習は、ただ単純作業のように声を出すだけ?

ウォーミングアップ?音域の確認?


発声練習がそのような位置づけだったという人、もったいない!です。


それぞれの発声練習で

「今日の自分はどんなことに気をつけて声を出そうか」

と考えて練習すると、喉も耳も全身の筋肉も、あなたの脳からの指令を受け取って協力してくれるはずです。


発声練習をするときは目的を持って発声してください。


レッスンでも何度か言っていますが、

自転車と似ています。

一度乗り方がわかって 乗っていたのだから、

すぐに思い出せますよ。


さあ、顔を上げて目線を落とさず

こぎ出してください!





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